Resources 人材交流

基幹病院等から地域病院に対して薬剤師が出向し、人員を確保するとともに、
病棟薬剤業務の充実化などを図る出向事業等を実施しています。

A及びB：病院間の人材交流（出向（A）、交流研修（B））により、ノウハウの共有やOJTによる病棟薬剤業務の充実化を図る事業
C：地域の病院と薬局が薬剤師業務を相互に補完し合う連携体制を構築する事業

薬剤師が不足している地域の病院に対して、薬剤師が充足している基幹病院等（出向元病院）から薬剤師が出向し、人員を確保するとともに、病棟薬剤業務の充実化などを図り、魅力ある環境づくり及び継続的で安定した薬剤師の雇用につなげます。
令和６年度、チーム医療の推進や薬物治療の質の向上を図るための充実した研修体制を整備した医療機関による病棟薬剤業務実施の評価として「薬剤業務向上加算」が新設されました。この中には、都道府県と協力して、薬剤師が一定期間別の医療機関に勤務し、地域医療に係る業務を実践的に習得する体制を整えることが明記されており、本事業に参加することでこの加算を算定する一部の要件を満たします。

実施状況
令和6年度
出向元病院
広島大学病院（広島市）
出向先病院
公立世羅中央病院（世羅町）
実施期間
令和6年9月17日～12月13日（3か月間）
資金
地域医療介護総合確保基金
実施報告
公立世羅中央病院への出向（広島大学病院）
その他
令和6年12月14日以降も出向元・出向先病院間で事業継続中（県からの資金補助なし）
令和 5年度
出向元病院
広島大学病院（広島市）
出向先病院
公立みつぎ総合病院（尾道市）
実施期間
令和5年11月7日〜令和6年1月31日（3か月間）
資金
厚生労働省委託金（薬剤師確保の支援体制構築推進事業）
実施報告①
広島県病院薬剤師出向モデル事業の効果について（広島大学病院）
実施報告②
病院薬剤師出向事業について　公立みつぎ総合病院出向受入報告
（公立みつぎ総合病院）
その他
モデル事業として実施
将来的に薬剤師不足の懸念がある病院の薬剤師が、薬剤師が充足している基幹病院等において病棟薬剤業務に係る研修を受講するとともに、研修期間中には薬剤師が充足している基幹病院等から病棟薬剤業務を推進する代替要員の派遣を受けることにより、魅力ある環境づくりを行います。

実施状況
令和6年度
充足病院
県立広島病院（広島市）
不足病院
医療法人せのがわ瀬野川病院（広島市）
実施期間
令和6年11月5日〜11月29日（1か月間）
実施報告①
病院薬剤師交流研修事業を通して（県立広島病院）
実施報告②
広島県病院薬剤師交流研修事業報告（医療法人せのがわ　瀬野川病院）
その他
広島県薬局薬剤師病院臨床薬剤業務研修支援事業地域の病院と薬局が薬剤師業務を相互に補完し合うことを目的として、病院が薬局薬剤師の研修生を受け入れる取組です。

実施状況
令和6年度
病院
医療法人せのがわ瀬野川病院（広島市）
薬局
あが中央薬局（呉市）
実施期間
令和7年1月10日から2月14日までの10日間（断続的に実施）
実施報告
その他
病院
長崎病院（広島市）
薬局
オール薬局舟入店（広島市）
実施期間
令和7年1月20日から1月31日までの10日間（断続的に実施）
実施報告
その他
病院
みつぎ総合病院（尾道市）
薬局
かなえ薬局（東広島市）
実施期間
令和6年12月11日から2月13日までの10日間（断続的に実施）
実施報告
その他
病院
吉島病院（広島市）
薬局
オール薬局堺町店（広島市）
実施期間
令和7年2月3日から2月17日までの10日間（断続的に実施）
実施報告
その他

事業実施の背景

事業実施の背景や現状については、広島県のホームページに掲載しています。

第８次広島県保健医療計画
※第５章保健医療体制を支える人材の確保・育成（p.279～）に「薬剤師確保計画」を定めています。
広島県の薬剤師確保対策
※広島県の薬剤師確保対策の概要を掲載しています。